『おんもへでたいと・・・』
心がウキウキしてきたと思ったら、やはり今日から「弥生」三月なのですね。それでも先週、四川省では大雪だったと聞きました。今時の中央道を東京に向かって走っていますと、冬枯れでまったく葉を落とした梢に、葉の芽でしょうか、花芽でしょうか、膨らんでいるのがわかって、日を追うたびに重量感の増し加わるのが感じられたものです。ここ福州は亜熱帯ですから、完全に木々の葉が落ちませんし、花だって咲いています。冬枯れの実感なく春を迎えることになります。家の前の通りを「進歩路」と言うのですが、大木が路側に植えられていて、風が吹くたびに、その木々の葉が雨の様に舞い落ちていたのは2週間はど前だったでしょうか。一年中、落葉と芽吹きを繰り返しているのです。それもまた春到来の準備なのかも知れません。
昨日、15人ほどが集まって談笑している間に、『暖かくなったらピクニックに行こう!』と言う話になって、あちらこちらの候補地があげられていました。みなさん学生ですから、『一泊できて泳げるところに行こう!』という話になりました。私たちは、友人の誘いで、一つの計画があるのですが、『重ならないといいんだけど!』と思っているところです。
窓から空を見上げますと、どんよりと曇っていて、今にも降りそうな素振りが感じられます。それでも「爛漫の春・三月」に、心は浮き立つのかも知れません。何十年となく繰り返して体感してきた感覚と言うのは、一向に衰えることなく、鋭敏になっていくのでしょうか。「農夫は、大地の貴重な実りを、・・・春の雨が降るまで、耐え忍んで待っています 」、農夫でなくとも、やはり春待望は万人の願いなのでしょう!
『はるよこい はやくこい あるきはじめた みいちゃんが
あかいはなおのじょじょはいて おんもへでたいと まっている』
(写真は、HP《ぶっこのぷぷっっ》の「草履・じょじょ」です)
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